基本的なマナーを覚えて気持ちよく温泉に入ろう
基本的なマナーを覚えて気持ちよく温泉に入ろう
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温泉は、普段の疲れを癒したりする公共の場所です。多くの人が訪れる為、入浴のマナーを知らないと周りの人に大変迷惑がかかります。温泉に入浴する為の正しいマナーを覚えて、気持ちよく入浴できるようにしましょう。
かけ湯は大切!最も知られているマナーであり他の目的も
湯船に浸かる前には必ず「かけ湯」をします。かけ湯の方法は、関東と関西で違いがあり、関東では温泉の蛇口からのお湯でかけ湯をして、関西では入浴前に湯船のお湯を使用してかけ湯をします。どちらの方法か迷った時は、蛇口からのお湯でかけ湯をするのが無難です。かけ湯は温泉に入浴する為の最低限のマナーで、体の汚れを落とすことで、周りの人に対して衛生面の配慮をするという意味があります。またいきなり湯船に浸かると、急激な温度変化によって血圧が急上昇する為、あらかじめかけ湯をすることで血圧の急上昇を防ぐ効果もあります。かけ湯の正しい方法は、心臓から遠いつま先からかけ始めて、腿、腹部、指先、腕、胸の順番でかけます。体がしっかりと温まるまで、時間をかけてやると良いです。
また、かけ湯と同時に「かぶり湯」をすると立ちくらみを防いでくれます。
どんな温泉でも最低限の守るポイント
日本には様々なタイプの温泉施設がありますが、どんな温泉にも共通して守るべきマナーがあります。
ポイントその1
ポイントの1つ目は、髪の毛が長い人は、入浴する前にヘアゴムなどを利用して、髪の毛を必ずアップでまとめることです。
入浴の際に、お風呂の中や浴場内の床に髪の毛が散らばってしまうと不衛生な印象を与えて、周りの人を不快にさせてしまいます。髪の毛には目に見えない多くの雑菌が付いている為、髪の毛が温泉に付くとお湯を汚してしまいます。
ポイントその2
ポイントの2つ目は、湯船に入る際は、湯尻から入浴するように心がけることです。
湯尻は温泉が湧き出ている湯口から1番遠い湯船の淵のことです。温泉は湯口から湯尻に向かって新しいお湯が流れていきます。十分に体を洗っていないまま湯口付近に浸かってしまうと、新鮮なはずのお湯が汚れてしまい温泉全体のお湯の汚れに繋がります。また、湯口より湯尻のお湯の温度の方が低いので、体をお湯の温度に慣らす為に、温度の低い湯尻から入浴すると急激な温度変化による血圧の上昇を抑えることができます。
ポイントその3
ポイントの3つ目は、洗い場での周りの人への気配りです。
温泉の洗い場は公共の場所であり、プライベート空間ではないです。特に、土日や祝日の夕方などの人が混み合っている時には注意が必要で、洗い場の場所取りや歯磨きなどはマナー違反です。シャワーなどを使う時も、周りの人にお湯や水がかからないように注意しながら使用すると良いです。
ポイントその4
ポイントの4つ目は、脱衣所に戻る前に浴場内で体を拭くことです。
体を拭かずに脱衣所に出ると床が水滴で濡れたり、周りの人がその水滴で滑り転倒する危険性があります。浴場内にいるうちに、フェイスタオルなどで水滴が落ちない程度まで拭いてから、脱衣所に出ることを心がけると良いです。また、浴場内から脱衣所に出るところには、足拭きマットが備えつけられていることが多いので、足拭きマットを活用すると、足の裏の水滴を拭き取り脱衣所を綺麗に使用することができます。
まとめ
以上のことは最低限守るべき温泉のマナーです。温泉は大変魅力的な日本の文化で、守るべきマナーもたくさんあります。疲れを癒してゆっくりとくつろげる空間は普段の生活では味わうことができないし、多くの人はこれを求めて温泉に来ています。せっかく温泉に来たのに、ゆっくりとくつろげなかったり、不快な思いを周りの人にさせて口論になったりしたら、楽しいはずの温泉が台無しです。温泉の基本的なマナーをマスターすれば、自分も周りの人も素敵な時間を過ごすことができます。
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