ラドン(放射能泉)は万病に効く?泉質別に見る温泉の効能
ラドン(放射能泉)は万病に効く?泉質別に見る温泉の効能
この記事を読むための時間:10分
温泉は心身共に健康的な状態へ導いてくれるので、男女年齢問わず人気があります。訪れる温泉地を選ぶ際、泉質による効能の違いをどれだけ意識していますか?温泉にはさまざまな種類があるため、効能の違いを理解した上で温泉地選びをすることが大切です。今回は全11種類の泉質を紹介するので、是非参考にしてください。
〈泉質10選〉自分に合った温泉を見つけましょう!
温泉は1kgあたりに含まれている物質の量によって、「泉質」が異なります。泉質は温泉の性質を意味し、液性・匂い・色といった特徴を総称して呼ばれています。効能も泉質ごとに異なり、体質に合った温泉を探すことが大切です。
単純温泉
さまざまな物質を含んでいる『単純温泉』は成分が一定量に達していないので、赤ちゃんから高齢者まで入浴できます。温泉によって含まれている物質の量や種類が違うため、事前に確認することが自分に合った温泉を見つけるコツです。神経痛・関節通をはじめとする「一般適応症」で効果を発揮します。一般適応症は泉質を問わず改善が期待できる症状のことです。刺激成分が少ないため、肌へ刺激を与えずに体をトータルケアしたい人に向いています。一般的に液性が酸性であるほど刺激が強く、アルカリ性は刺激が弱いです。単純温泉は酸性とアルカリ性の間に位置する中性のケースが多いものの、pH8.5以上のアルカリ性に属している温泉もあります。アルカリ性はツヤのある肌へ良い影響を及ぼすため、美肌効果も効能の一種として考えられます。
二酸化炭素泉(単純炭酸泉)
『二酸化炭素泉(単純炭酸泉)』は入浴した時に泡が付着する泉質です。血管を広げる効能が確認されているので、一般適応症の他に動脈硬化や高血圧症の療養に活用できます。さらに、日本では入浴によって温泉の効能を得るのが主流ですが、実は温泉水を飲む「飲泉」という手法も存在します。温泉水には体にとって必要な成分が入っているため、飲泉すれば体内からアプローチできることがポイントです。飲泉した場合は慢性消火器病・肥満症・便秘といった症状に対応できます。炭酸水はお腹の中で膨れて満腹感を得て食べ過ぎを防止することで、肥満を防ぐ仕組みです。膨らむだけではなく胃を刺激すると、便通を促して腸内環境を整えてくれます。サッパリとした口当たりなので、比較的飲みやすいことも二酸化炭素泉の特徴と言えるでしょう。入浴と飲泉で得られる効果が異なるため、目的に応じて使い分けることが重要です。
炭酸水素塩泉
『炭酸水素塩泉』は入浴後になめらかな肌となることから、美肌効果が高いと判断できます。アルカリ性の温泉は皮膚表面の古い角質を溶かすことで、肌の老廃物を除去する能力があります。外傷を患っている場合は汚れがなくなって、スピーディーに治癒するかもしれません。飲泉すると慢性消化器病や糖尿病にアプローチできますが、炭酸水素塩泉は種類がある点に注意しましょう。実は飲泉は体調が悪い、または特定の病気を患っている時に行うと逆効果になるケースがあります。炭酸水素塩泉にはナトリウム・カルシウム・マグネシウムがそれぞれ多く含まれている種類があり、腎不全を患っている時は炭酸水素塩泉を飲まない方が良いです。その他にカリウムは副腎皮質機能低下症、マグネシウムは下痢を発症している時は飲泉を控えてください。例に挙げた病気を患っている場合はナトリウムやカリウムの摂取量に制限がかかっているケースが多いので、担当医師と相談した上で飲泉することが大切です。正しい方法で行えば、飲泉は症状を和らげる有効な手段と成り得ます。
塩化物泉
『塩化物泉』もナトリウムやカルシウムなどの種類があるため、飲泉を行う時は成分の内容を確認する必要があります。慢性消化病・痔疾・便秘・貧血といった症状に飲泉が作用する泉質です。食塩が含まれている泉質なので、塩分過多にならないように適量を飲むことがポイントとなります。入浴した場合は、食塩の強力な殺菌効果で外傷に関する効能を得ることができます。特に湯冷めしにくい特徴があり、冷え性に悩んでいる人から人気です。
硫酸塩泉
『硫酸塩泉』は炭酸水素塩泉のようにスベスベの肌にする「美人の湯」として有名で、肌を保湿する能力が備わっています。乾燥肌の人は保湿ケアが必要な炭酸水素塩泉より、硫酸塩泉の方が良いかもしれません。硫酸塩泉は入浴すると一般適応症に強く、飲泉すれば糖尿病・痛風・胆石症といった数多くの症状にアプローチできます。
含鉄泉
『含鉄泉』は入浴や飲泉の両方で、鉄分を摂取できることが最大の特徴です。特に入浴は女性特有の月経障害、飲泉は貧血に向いています。陰イオンの種類によって炭酸水素塩型と硫酸塩型に分かれ、飲みやすさに違いがあります。炭酸水素塩型はしょっぱい炭酸水、硫酸塩型はしょっぱい薬をイメージすると違いが分かりやすいでしょう。
含アルミニウム泉
『含アルミニウム泉』は後に説明する酸性泉と同じくらい強い殺菌作用があり、皮膚表面の細菌を除去してくれます。そのため皮膚病に良いと言われ、結膜炎をはじめとする粘膜疾患にも効果的です。ニキビや水虫といった皮膚疾患に悩んでいる人は、含アルミニウム泉が向いています。ただし、刺激成分が強過ぎる時は入浴する時間を調節してください。
含銅-鉄泉
『含銅-鉄泉』は含鉄泉の豊富な鉄分に加えて、銅が含まれています。湧き出た後に酸化によって変色した、赤褐色の色合いが特徴です。強酸性に分類されるので優れた殺菌効果を発揮しますが、含鉄泉と同じように貧血や月経障害に活用する方法もあります。
硫黄泉
独特の臭いを放つ『硫黄泉』は敏感肌の人や病気を患っている人には刺激が強いため、他の泉質を選択しましょう。一方で痰を吐かせやすくするメリットがあり、膿性痰や血痰の恐れがある慢性気管支拡張症に便利です。その他に殺菌効果で肌を清潔に保ち、血管拡張作用で動脈硬化症を予防することに繋がります。便秘・糖尿病・疾風といった症状に悩んでいる人は、硫黄泉を飲泉で摂取するのが得策です。
酸性泉
『酸性泉』はその名の通り酸性を示す泉質で、外傷や皮膚疾患の療養に向いています。酸味があって飲みやすく、飲泉は慢性消火器病・便秘・貧血に効果があります。硫黄泉と並んで刺激が強いため、入浴する時は注意してください。
知っておいて損はナシ!放射能泉の魅力は?
『ラドン(放射能泉)』は万病に効くと言われている便利な泉質です。ラドンやラジウムといった放射性物質を含み、入浴しながら呼吸することで空気中の物質を吸収して体内からケアしてくれます。放射性物質に対して良いイメージを抱かない人が多いかもしれませんが、実は摂取量さえ間違えなければ人体に良い物質です。
その証拠に、放射能泉は一般適応症と泉質ごとに異なる適応症の大半をカバーしています。体に刺激を与えることで細胞の活動を促進させ、生命力を高めてくれると言えば分かりやすいでしょう。身体的・精神的に弱っている部分をケアして、体の機能を向上させることが最大の魅力です。具体的な病名を挙げると入浴は胆のう炎・胆石症・高血圧症、飲泉なら神経痛・筋肉痛などの療養に向いています。これまで述べた泉質以上に高い効果を発揮するので、圧倒的人気を誇ります。
放射能泉は気体であるラドンやラジウムを摂取することが重要となるため、放射性物質を含む湯気が出ている温泉地は歩くだけでも構いません。入浴した方が呼吸と皮膚表面の両方から放射性物質を吸収でき、療養効果が高いのは事実です。
『湯~とぴあ』は放射能泉を堪能できます!
温泉に含まれている成分によって泉質が異なり、泉質ごとにさまざまな効能が見られます。実は入浴だけではなく飲泉で、効果を実感する方法もあります。飲泉を利用できる施設は飲むためのスペースを設けているので、入浴用の温泉水を飲まないように注意しましょう。また、逆効果とならないように自分の体質に合った泉質や効能をチェックしてから、温泉を利用するのが得策です。数ある泉質の中でも特に高く評価されているのは、万病に効く放射能泉と言えます。慢性的な疲れがある・怪我や病気を患っている・病気を予防したいなど、あらゆる要望に応えることができます。
『湯~とぴあ』は国内有数の広々とした放射能泉を設けているホテルです。温泉の効能で体質改善を図る場合は長期間の滞在が必要となりますが、湯~とぴあでは1週間以上のお得な宿泊プランを用意しています。勿論、短期間用のプランもバリエーション豊富です。放射能泉を堪能したい人は、是非湯~とぴあを検討してみてください。
山梨県で人気の竜王ラドン温泉ホテル「湯~とぴあ」
湯〜とぴあ
山梨県甲斐市にある竜王ラドン温泉ホテル「湯~とぴあ」は湯治に最適、ラドン温泉の中でも東洋一の規模「1000人用ラドン温泉」があります。1日の疲れをほぐしていただける落ちつきを大切にした人気の宿として、ビジネスや観光にもおすすめです。 日本旅館協会・シルバースター登録旅館、人にやさしいお宿です。