自律神経は、自分自身が意識しなくても自然に働いてくれる呼吸や消化、全身の巡りなどを司る大切な神経です。

現代では、過剰なストレスなどが原因でその働きが乱れて心身の健康を損ねるケースが多く、乱れた自律神経を整える効能を持つとされる天然ラジウム温泉が注目されています。

温泉法で定められている放射能泉

天然ラジウム温泉は、温泉法で定められている放射能泉に属しています。

放射能泉は旧泉質名で、1978年（昭和53年）以降の新泉質名では、単純弱放射能泉、単純放射能泉、含放射能泉、含弱放射能泉に分かれて表記されるようになっています。

この表記のあとに成分名を書き添えられている、さまざまな温泉が全国各地にあります。

放射能というと人体によろしくない影響を与えるイメージが持たれていますが、ごく微量の放射線であれば、むしろ人体にとって有益な効能を与えることが判明しているからこそ、温泉法の一つに正式な種類として加わっています。

レントゲンなどから受ける線量よりもずっと少ないので、安心して入浴できます。

大自然の変化から生まれた天然ラジウム温泉

天然ラジウム温泉の主成分の元素は「ラドン」という気体です。

放射性物質で最も有名と言えるウランは、地球上のさまざまな場所に微量に存在し、元々不安定な元素であることから安定した形になろうと壊れて行きます。

その、ウランが壊れて出来たものがラジウムで、金属となったラジウムがごく微量ずつ温泉水に溶け出して湧き出しているものがラジウム温泉になります。

天然ラジウム温泉のラドンは、そのラジウムがさらに変化して出来たガス状の物質です。

気体だけに、浴槽に入っている時だけでなく、浴室で呼吸しているだけで、ラドンが持つさまざまな効能の恩恵に浴することができます。

天然ラジウム温泉が持つ血液浄化力

呼吸によって肺に吸い込まれ、皮膚からも吸収されたラドンは、人体の細胞や組織に強力なイオン化作用を与えて行きます。

イオン化作用というのは、他の物質に当たるとその物質にイオンを与える効果で、ストレスなどで弱まった細胞などが、そのイオン化作用で活性化を促されます。

特に、血液や組織に作用すると、血液中の老廃物が体外に排出されやすくなり、血液が浄化され、それによって全身の血流が良くなります。

この巡りの改善こそが、自律神経を整えるカギとなり、正常なバランスを取り戻した自律神経によって、さらに代謝機能がアップします。

それによって消化が助けられ腸内環境が改善に導かれて、便秘やむくみの解消、アレルギー症状の緩和も期待できるとされています。

全身の健康を司る自律神経は、自分の意志で動かしたり鍛えたりすることができないものだけに、天然ラジウム温泉の効能によって血液浄化の面から自然治癒力を高めるという改善法は、まさに最適と言えます。

血液そのものが良い状態になることから、動脈硬化や脳梗塞の予防にも役立てることができます。

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①日帰り

１日２～３回(休憩１時間程度いれながら)試しても可
また、週２～３回(１日１回)でも可

②泊まり

２～３泊して、体調に応じ入浴時間回数を増減する

増加回数は自由であるが、疲れない程度ほどほどに

共通事項

１回あたり入浴時間は１０分程度で良いが人それぞれ・体調に応じ時間調節する

自分自身の病気の状態を知るには、チェックイン時に「湯治のプロ」に相談下さい