一般的にラドンを含有するラジウム温泉と呼ばれる温泉は、温泉法で放射能泉に分類されています。

放射能というと身体に良くな印象を持たれがちですが、泉質の種類として正式に認められているほど、その高い効能が認められている温泉です。

放射能泉だけが持つ強いイオン化作用

イオン化作用は、ラドン温泉やラジウム温泉などの放射能泉だけが持つ特殊な効能です。

日本の放射能泉は一般的にラドン含有量が豊富な温泉が多いとされていますが、このラドンは、ラジウムが壊変という作用によってできる安定性を持った不活性ガスです。

気体であることによって、浴室に居るだけでも呼吸などによって身体に取り込まれ、血液の中に浸透して行きます。

ラドンはその過程で強いイオン化作用を細胞に及ぼすことで、日ごろの過度なストレスなどによって力を弱めてしまった細胞を活性化させることに貢献します。

イオン化作用は、放射線の電離作用とも言われ、放射能泉だけが持つ特別な効能です。

速やかに体外に排出されるラドン

いくら高い効能を持つと言っても、放射線が身体の中で何らかの作用をもたらすことに警戒感を持つ向きもありますが、ラドンは放射性物質としての半減期が短く、自然放射線の半分以上を占めているほど、ごく身近な存在でもあります。

ラドンが放つ放射線はアルファー線と呼ばれ、高いエネルギーを持ちつつ、透過力は非常に弱いとされています。

そのため、細胞へのイオン化作用を強力に働きかけるものの、広い範囲に影響を及ぼすことはなく、約3時間ほどでほとんど全てのラドンが体外に排出されます。

有効なイオン化作用をもたらしたのち、役目を終えたら、速やかに身体の外に出て行く放射性物質と言えます。

イオン化作用がもたらす多くの効能

呼吸によって肺に取り込まれ、皮膚からも体内に吸収されたラドンは血液の中に浸透して、強力なイオン化作用によって、ストレスなどで弱った細胞に刺激を与え、活性化を促します。

細胞が活性化されることで血液や組織の改善が促されて、血液中の老廃物が排出されやすくなります。

イオン化作用は、細胞本来のパワーを取り戻させて、血液そのものを浄化することで、全身の血流も改善させることで、自律神経を整えることをも促してくれます。

不眠や慢性の倦怠感など、原因のよくわからない不調は自律神経の乱れが原因の一つになっていることが多く、良いバランスに整えることで、快調な健康状態に導くことができます。

ラドンによるイオン化作用は全身の血流を良くする効果が期待できることから、自律神経の不調を改善に導くほか、高血圧や動脈硬化、脳梗塞などドロドロの血液がもたらす恐ろしい病気の予防に役立てることもできます。

有効に生かしたい、放射能泉のうれしい効能です。

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①日帰り

１日２～３回(休憩１時間程度いれながら)試しても可
また、週２～３回(１日１回)でも可

②泊まり

２～３泊して、体調に応じ入浴時間回数を増減する

増加回数は自由であるが、疲れない程度ほどほどに

共通事項

１回あたり入浴時間は１０分程度で良いが人それぞれ・体調に応じ時間調節する

自分自身の病気の状態を知るには、チェックイン時に「湯治のプロ」に相談下さい