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2022.02.11

放射能を含むラドン温泉とは?

ラドン温泉とはいったいどのような温泉なのでしょうか?中にはどこかでラドン温泉という看板をみかけたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、ラドンという言葉はあまり聞きなれない言葉です。この記事ではラドン温泉の概要について書いていきます。

 

 

ラドン温泉は安全なラドンガスを吸うための「吸う温泉」です

 

ラドン温泉とは、サウナと同じ設備名で発生器により生まれたてのラドンガスをラドン吸入室に気体として送り、入浴しながら呼吸と共に吸う温泉設備です。同じ放射能泉の仲間にラジウム温泉がありますが、こちらは天然のものでトリウム系が殆どです。放射能というと、福島の原発被害のことを思い出しますし、人体にものすごく悪い危険なものというイメージがあります。そんな放射能が温泉になっているというのは一体どういうことなのでしょうか?実は、放射能は通常は危険なものなのですが、ごく微量の放射能を浴びた場合、逆に人体に有効に作用することが知られています。この効果については一般的にホルミシス効果と言われていますが、ラドンではアルファ線療法の一種であると言えます。ラドン温泉は、アルファ線の電離作用効果を狙って、放射能を含むラドンガスを浴槽内の水に送って溶け込ませたものです。また、ラドン温泉では放射線のうち紙をも通過出来ないアルファ線を利用して、アルファ線療法をおこなっているのです。

 

ラドン温泉で得られる効果

 

ラドン温泉に入浴することでさまざまな効果が期待できますが、まず血流がよくなり新陳代謝を高めてくれます。このことで細胞が活性化し自然治癒力が高まります。 ラドンの効果の例として、鳥取県の三朝温泉があげられます。三朝温泉は、トリウム系のトロン含有量において世界でも数少ない日本でも有名な名湯です。岡山大学医学部付属の三朝医療センターが長年にわたって調査研究してきているのですが、 同大学医学部の御舩政明先生のグループは、37年間のデータを分析し、三朝地域の住民のガン死亡率が全国平均の約50%以下ということを発表しています。住民は温泉に入らなくても、この地域の土壌・岩盤から発生するラドンから影響を受け、このようなよい結果をもたらしたのではないかと考えられています。

 

 

ラドン温泉に入る際の効果的な入り方

 

ラドン温泉に行くとお湯の温度がぬるめに設定されている場合が多いことに気づきます。これは、適しているのが熱めのお湯ではなく、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる入り方とされているからです。なぜかというと、呼吸や皮膚を通してラドンをしっかり体内に吸収させるためです。ラドンはお湯に含まれているだけでなく、湯けむりにも含まれていますから、皮膚からだけでなく呼吸からも吸収されます。ですので、できるだけゆっくり入った方が吸収する量が多くなるのです。できればこの時、吸収率の高い鼻呼吸で、しかも深呼吸にすることで、肺の奥までしっかりラドンを届けることが出来ます。

ゆっくりと時間をかけて入浴することで、体温も急激ではなくゆっくりと上昇していきます。これなら病気や高齢の方でも負担がかかりません。そして血行が良くなり、新陳代謝が行なわれてたまっていた老廃物が汗となって出ていきます。

 

ラドン温泉は、紙をも透過しないアルファ線という放射線を含み、この放射線により極小的にエネルギーを与える電離作用効果という健康にプラスになる効果をもたらしてくれます。ゆっくりと時間をかけて入浴することで、皮膚と呼吸を通して体に負担なくラドンをしっかり取り込むことができ、健康効果を期待できます。

ラドン発生器

ラドン発生器

 

 

吸う温泉 ♨

関東・山梨県の竜王ラドン温泉

山梨県甲斐市富竹新田1300-1

ラドン温泉ホテル湯ーとぴあ

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