湯~とぴあ

検索
2018.03.14

ラドン温泉とラジウム温泉の違いとそれぞれの効果

日本では温泉は長年娯楽として多くの人々に利用されてきました。その中でラドン温泉やラジウム温泉という変わった名前の温泉がありますが、それらの意味と効果の違いについてご存知ですか。そこで、二つの温泉の違いとおすすめの入浴方法を紹介します。

 

 

ラドン温泉の概要と効能

 

ラドン温泉のラドンは自然界に存在する最大の電離作用・イオン化作用のある物質であり、そのガスを身体に害を与えない発生直後の生まれたて一定化したガスを浴槽内に送った温泉です。ラドンは体に浸透しやすく、近くで呼吸するだけで温泉に浸かったときと同様の効果が期待できます。ラドン温泉に入った後に期待できる効能とは、具体的に挙げると冷え症や痛風といった病気の症状改善やアンチエイジングといった美容効果です。なぜ美容効果があるかというとラドンは、血液の流れを良くして溜まった老廃物の排出を促すため、体を内側から温めて細胞を活性化させるからと言われています。

またラドン発生器の無い天然温泉、岩盤やタイルのみを敷き詰めてラドンが発生していると宣伝している温泉は、必ずしもラドンはありません。天然温泉ではそれはラドンで無くトロンの場合が殆どです。また岩盤を敷き詰めた温泉や岩盤浴の場合でもラドンを発生している場合は少ないのです。ラドンがあるか無いかの判断は、【ラドンを吸入してものの10分程度でサウナ以上発汗がある】場合はラドンやトロンがある証拠です。健康な人ほど発汗が早く、1時間近くも長続きするのです。

 

 

ラジウム温泉の概要と効果

 

ラジウム温泉は上記で紹介したラドンの他トロン、ラジウム・ポロニウム・鉛等と呼ばれる別の物質を一定以上含んだ温泉を指しており、地下にある温泉水が地表に到達するまでにウランなどの放射性物質を含んだ岩石を通過し、ラジウムやラドンの放射性元素を含んだ冷泉になります。放射能と聞いて危険なイメージを抱く方も多いですが、ラジウムは放射能の中でも体内に蓄積されにくい物質とされており、体内に入っても尿として体外に排出されるので安心と言われています。ラジウム温泉は薬効があるとされており、温泉に入ると動脈硬化や慢性婦人病など、飲むと慢性消化器病の症状改善が見込めます。他の温泉よりも薬効の幅が広いことから、巷では万病の湯とも呼ばれています。

※ラドン(ラドン・トロン)があるから効くのであって、他の放射性元素では効能は全くありません。

 

ラドン温泉とラジウム温泉の入浴方法

 

ラドン温泉とラジウム温泉でそれぞれの効果を得るには正しい入浴法でなければいけないとされているため、それぞれの正しい入浴方法を紹介します。ラドン温泉の入浴方法は石鹸で全身を洗って5分から15分ほど湯船に浸かります。
一方のラジウム温泉は全身を軽く洗い流してから入り、鼻の下に汗をかく程度まで入って湯船の外で3分ほど休憩するというのを3回繰り返します。これだけで体に何らかの効果が出ると言われていますが、個人差によって効果値は異なるので注意しましょう。ラジウム温泉は冷泉ですので発汗があるまで60分~120分と言われております。

 

簡単に説明するとラドン温泉のラドンは気体で、ラジウム温泉のラジウムとは実際にはラジウムを含有しなくてもラジウム温泉といいます。ラドン自体も浴槽では殆ど壊変して無くなり別の放射性元素へと変わってしまっています。ですのでラジウム温泉でラドンを吸入するには相当な時間を要するのです。どちらも放射能を含んでいるため、ネガティブなイメージを抱かれますが、体内に蓄積しても排出しやすいので安心と言われています。しかもラドン温泉のラドンはほぼ全てが排出され体内には蓄積されません。

ラドン温泉・世界に誇るラドン発生装置

ラドン温泉・世界に誇るラドン発生装置

 
 

 

山梨県で人気の♨ラドン温泉ホテル「湯~とぴあ」

山梨県で人気の竜王ラドン温泉ホテル「湯~とぴあ」

山梨県甲斐市にあるラドン温泉ホテル「湯~とぴあ」は「やまなし百名湯」の温泉。ふらっと訪れる有名人も多く、健康である感動をその場で体感できる湯量たっぷり完全掛け流しの天然温泉。ケタはずれた湯治効果「万病に効く驚異の秘泉」ベスト5、温泉総選挙連続一位の温泉、【湯治では最高クラスの温泉】お宿。美・若返り・健康が一度に手に入り、同時に強抗酸化力により免疫力を高める簡易健康診断可能な温泉。また74項目もの感染対策を実施「山梨グリーンゾーン認定」施設です。

湯~とぴあ
(ライター)専門家《湯治のプロ》早川善輝
高齢者入浴アドバイザー認定上級講師/温泉ソムリエマスター・温泉分析書マスター
日本温泉気候物理医学会・温泉科学会 会員/旅行産業経営塾 卒
宿


閉じる