血液がイオン化され綺麗になります

温泉には様々な種類がありますが、その中の一つにラドンを原料とした温泉があります。

ラドンの大きな特徴は、イオン化作用があることです。

イオン化作用というのは、物質にあたるとその物質にイオンを与える作用のことをいいますが、これが健康に良い効果をもたらします。

ラドンが血液を綺麗に

ラドン温泉に入ると、ラドンが呼吸や皮膚から直接血液の中や組織内に吸収されていきます。

すると、体内でイオン化作用が起こり、血液の中にある老廃物や中性脂肪、コレステロール、過剰な糖分などを排出していきます。

これにより血液の中を綺麗にすることができます。

血液の中に中性脂肪やコレステロールが溜まってくると、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの原因となります。

特に、高血圧の方は注意が必要であると言われていますが、ラドン温泉に入ることで、これらの物質が血液の中に滞ることがないように、綺麗にしてくれる効果を期待することができます。

熱エネルギーが発生する仕組み

ラドン温泉で期待できる効果は、血液を綺麗にするだけではありません。

血液や組織内に熱エネルギーを発生させることができます。

つまり、体温を上昇させることができるということです。

普通のお風呂でももちろん体温は上昇しますが、ラドンの場合、その上昇スピードが速いので、長くお湯につかっている必要がありません。

ラドン温泉に入ると、わずか10分程度で体温上昇による生理調整が急激に起こり、急激な発汗作用が起こります。

汗がどんどん出てくることによって、快い温感を覚えるのと同時に、体内の老廃物を流し出す効果を期待することができます。

サウナに入る必要もないでしょう。

凝りや痛みの解消効果

さらに、ラドン温泉は血液中に留まっている老廃物を排出するので、肩の凝りや関節の痛みなどを軽減する効果も高いです。

このような理由から、ラドン温泉は万病に効くと言われるほどです。

ラドン温泉の効能を見ると、関節リューマチ関節炎、高血圧症をはじめ、夜尿症、気管支炎、胃腸疾患、椎間板ヘルニアなど、本当に多くの種類の疾患に効果があると謳われています。

湯治のためにラドン温泉に入る場合は、正しい温泉の入り方をよく確認してから、無理のないように入浴することが大切です。

長く入浴する必要はありません。

ラドンは気体なので浴室に座っているだけでも効果を期待できます。

ラドン温泉は、イオン化作用によって血液や体内から老廃物や中性脂肪、コレステロールなどを排出することができます。

熱エネルギー作用があるので、入浴後10分もすれば発汗作用が起こります。

なお、ラドンは気体なので、呼吸だけでも十分良い成分も体内に吸収することができます。

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監修：元東京大学付属病院長・元埼玉医大付属病院長、物理療法No1 大島良雄
監修：元九州大学医学部名誉教授・元日本心身医学会名誉理事長、心身医学・心療内科の基礎 池見酉次郎

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