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2026.10.16

山梨の紅葉名所ガイド|足腰にやさしい移動距離で巡る秋の名所

お母様を紅葉に連れて行ってあげたい。でも足腰が弱くなっているから、途中で疲れてしまわないか心配ではありませんか。秋の山梨は、渓谷美で知られる昇仙峡や、富士山とモミジが重なる河口湖など、一度は訪れたい紅葉名所が揃っています。

ただし、高齢のご家族との旅を良い思い出にするには、景色の美しさよりも先に確かめておきたいことがあります。それが「駐車場から見どころまで何分歩くか」という点です。同じ紅葉名所でも、車を降りてすぐ絶景が広がる場所もあれば、片道数キロの山道を歩く場所もあります。

この記事では、歩行距離と休憩できる環境を基準に山梨の紅葉名所を厳選しました。あわせて、当日の渋滞・寒暖差対策と、冷えた体を休められる宿までご紹介します。

高齢の親と行く山梨の紅葉名所選び|後悔しないための3つの基準

 

足腰が弱くなったご家族との紅葉狩りは、計画の段階でほぼ結果が決まります。混雑や長い徒歩移動は、想像以上に体力を奪ってしまうからです。そこで、目的地を絞り込む前に確認しておきたい3つの基準をご紹介します。

あわせて、旅程の土台となる「見頃の時期」も先に整理しておきましょう。この4点を押さえるだけで、候補地選びは驚くほど楽になります。

見頃は10月下旬から11月下旬|標高で1か月近くずれる点に注意

 

山梨の紅葉を計画するとき、最初に知っておきたいのが「県内で見頃が大きくずれる」という事実です。

理由は、山梨県の標高差が非常に大きいからです。八ヶ岳南麓の清里周辺は標高1,000mを超え、河口湖畔は約830m、甲府盆地は300m前後。高い場所ほど気温が早く下がり、色づきも先に進みます。

具体的には、清里の東沢大橋が例年10月中旬から11月上旬、河口湖畔は11月上旬から中旬、盆地にある寺社は11月中旬から下旬が目安になります。県内では、およそ1か月にわたって紅葉がリレーのように移り変わっていくわけです。

高原と盆地を1日で欲張ると、どちらかが見頃を外しかねません。訪問時期に合わせてエリアを絞ることが、無駄な移動を減らす第一歩になります。

基準1:駐車場から絶景ポイントまで、歩く距離が5分以内か

 

足腰に不安のあるご家族と行くなら、最優先で確認したいのが「駐車場から見どころまで徒歩5分以内かどうか」です。

紅葉狩りの疲れは、現地での散策よりも駐車場からのアプローチで生まれることが少なくありません。片道10分の道は往復で20分になり、そこに坂道や砂利が加われば消耗は一気に増します。しかも帰りは、すでに疲れた状態で同じ距離を戻ることになります。

たとえば清里の東沢大橋は、展望台が駐車場に隣接しており、車を降りてすぐ景色が広がる構造です。一方、渓谷のハイキングコースでは、入り口から見どころまで片道1〜2時間かかる場所もあります。

同じ「紅葉名所」でも、負担の差はこれほど大きいのです。候補を調べるときは、まず徒歩何分かを確認しましょう。

基準2:途中にベンチやトイレがあり、こまめに休めるか

 

2つ目の基準は、道中に休める場所があるかどうかです。距離が短くても、腰を下ろせる場所がなければ安心して歩けません。

高齢の方は、疲れを自覚したときにはすでに体力を使い切っていることがあります。「疲れたら座る」ではなく「疲れる前に座る」ためには、ベンチや東屋が視界に入る環境が欠かせません。多目的トイレの位置がわかっているかどうかも、ご本人の心理的な負担を大きく左右します。

具体的には、売店や観光案内所が集まるエリア、美術館や寺院の境内など、施設が点在する場所が安心でしょう。屋内で休める場所があれば、急な冷え込みや雨のときにも避難できます。

歩ける距離だけでなく、休める間隔まで見ておく。この視点が当日の余裕を生みます。

基準3:駐車場待ちの渋滞が起きにくい場所・時間帯か

 

3つ目は、見落とされがちな渋滞のリスクです。実は体力を最も奪うのは、歩くことではなく車内で待たされる時間かもしれません。

紅葉期の人気スポットでは、駐車場の入庫待ちが発生します。昇仙峡でも、紅葉シーズンには県営駐車場付近で大変な混雑が見られると昇仙峡観光協会の公式サイトで案内されています。河口湖のもみじ回廊も、期間限定の臨時駐車場が休日に満車となることがあります。

同じ姿勢のまま長時間車内で待つことは、高齢の方にとって歩行以上の負担になりかねません。トイレにもすぐ行けない状況です。

対策は3つあります。

  • 平日に訪れる:土日祝は駐車待ちの列が伸びやすい
  • 午前中の早い時間に動く:午前9時前の到着なら駐車もスムーズ
  • 駐車台数の多い場所を選ぶ:満車で待たされる可能性が下がる

この3点を押さえるだけで、当日の消耗は大きく変わります。

【昇仙峡・河口湖ほか】車からすぐ楽しめる山梨の紅葉スポット厳選4選

 

ここからは、前章の基準を満たす山梨の紅葉スポットを4か所ご紹介します。いずれも駐車場や乗り場から見どころまでが近く、休める場所がある点で選びました。定番の昇仙峡・河口湖に加え、清里と甲州市の名所も含まれています。雰囲気も所要時間もそれぞれ異なりますので、ご家族の体調と訪問時期に合わせて選んでみてください。最後には4か所を一覧で比べられる表も用意しました。

河口湖もみじ回廊|川沿いの平坦な遊歩道をゆっくり歩ける定番

 

山梨の紅葉名所として真っ先に名前が挙がるのが、河口湖北岸のもみじ回廊です。平坦な川沿いの道を歩けるため、足腰に不安のある方にも向いています。

山梨県公式観光サイトによれば、梨川沿いには樹齢100年を超えるモミジなど約70本が並びます。回廊の長さはおよそ350m。全部を歩き通す必要はなく、途中で引き返しても十分楽しめます。見頃は例年11月上旬から中旬です。

期間中は日没から夜間にかけてライトアップも行われます。日が落ちる前から滞在すれば、明るい紅葉と光に浮かぶ紅葉の両方を、移動せずに味わえるでしょう。

注意点として、常設の駐車場はなく、紅葉まつり期間中のみ臨時駐車場が開設されます。駐車場所によって徒歩距離が変わるため、開催情報は公式サイトで必ず確認してください。

昇仙峡ロープウェイ|階段を上らずに渓谷の紅葉を見下ろせる

 

昇仙峡は山梨を代表する紅葉名所ですが、遊歩道を端から端まで歩くとかなりの距離になります。そこで活用したいのがロープウェイです。

運行会社の公式サイトによると、麓の仙娥滝駅から山頂のパノラマ台駅までは所要時間およそ5分。標高1,058mの山頂からは、富士山や南アルプスの山並みを望めます。運行は20分間隔で、混雑時には臨時便も出ます。運行時間は9時から17時30分までです。

麓の仙娥滝駅周辺には飲食店や土産物店が並んでおり、名物のほうとうやそばで温まりながら休憩できる点も心強いところ。景色を眺めて戻るだけなら、滞在は1時間ほどで済みます。

ただし山頂の展望台までは岩場の道を歩きます。足元に不安があるなら、駅前の広場からの眺めにとどめる判断も大切です。

東沢大橋(北杜市・清里)|展望台のベンチに座ったまま眺められる

 

「ほとんど歩かずに絶景を見たい」という方に最も向いているのが、清里の東沢大橋です。通称「赤い橋」として親しまれています。

山梨県公式観光サイトによると、川俣川東沢渓谷に架かる長さ90m、高さ48.9mの赤いアーチ橋で、八ヶ岳を背景にした紅葉との対比が見事です。橋の東側(清里駅側)にある展望台に車を停めて景色を楽しめる構造になっており、駐車場は普通車20台分。

見頃は例年10月中旬から11月上旬と、県内では早め。中央自動車道の長坂IC・小淵沢ICからは約25分の道のりになります。

なお東沢大橋では補修工事が行われていた時期があり、橋の一部が見えない状態でした。工事の状況は変わりますので、訪問前に北杜市観光協会の最新情報をご確認ください。

恵林寺(甲州市)|駐車場から山門まで平坦、庭園の紅葉を静かに

 

人混みを避けて静かに紅葉を味わいたいなら、武田信玄公の菩提寺として知られる恵林寺が候補になります。

甲州市塩山にある臨済宗妙心寺派の古刹で、夢窓疎石が手がけたと伝わる庭園が見どころです。駐車場は普通車100台分と余裕があり、総門前にも駐車スペースがあります。境内は概ね平坦で、山門までに大きな高低差はありません。

平地にあるため見頃は11月中旬から下旬と遅め。大型観光地のような混雑も起こりにくく、落ち着いて過ごせます。拝観時間は8時30分から16時30分まで、拝観料が必要です。

一点だけ補足すると、庭園をゆっくり眺める際は建物に上がるため、靴の脱ぎ履きと段差が生じます。境内を歩くだけでも紅葉は楽しめますので、体調に応じて範囲を決めましょう。

4スポットの歩行距離・休憩環境ひと目でわかる比較表

 

ここまでの4か所を、ご家族と相談しやすいよう一覧にまとめました。

スポット 駐車場からの歩行距離 主な休憩環境 道の平坦さ 見頃の目安
河口湖もみじ回廊 臨時駐車場の位置により徒歩数分〜10分程度 周辺に美術館・飲食店・売店 平坦な遊歩道 11月上旬〜中旬
昇仙峡ロープウェイ 駐車場から乗り場まで近い(乗車約5分) 麓に食事処・土産店、山頂に広場 山頂広場までは平坦、展望台は岩場 11月上旬〜中旬
東沢大橋(清里) 展望台が駐車場に隣接 展望台のベンチ ほぼ段差なし 10月中旬〜11月上旬
恵林寺(甲州市) 駐車場から山門まで数分 境内・周辺に休憩処 平坦(建物に上がる際は段差あり) 11月中旬〜下旬

体力に不安が大きい場合は、東沢大橋のように「車を降りてすぐ」の場所を軸に組み立てると安心です。少し歩けそうなら、もみじ回廊や恵林寺を加えるとよいでしょう。駐車場の運用や拝観時間は変更されることがあるため、出発前に各公式サイトでご確認ください。

(参考:富士の国やまなし観光ネット「もみじ回廊」https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4534.html)

山梨の紅葉名所でも要注意|歩きすぎになりやすい3つの特徴

 

山梨には魅力的な紅葉名所が数多くありますが、なかには足腰に不安のある方には負担が大きい場所もあります。ここでご紹介するのは「行ってはいけない場所」ではなく、行き方を工夫すべき場所です。美しい写真だけを見て下調べなしに訪れると、思わぬ長距離歩行に直面しかねません。次の3つの特徴に当てはまる場合は、代替手段があるかどうかまで調べておきましょう。

片道数kmの渓谷歩きが必要なコース(西沢渓谷など)

 

渓谷の紅葉は美しい一方で、見どころまでたどり着くのに本格的な歩行を要する場合があります。代表例が、山梨市の西沢渓谷です。

山梨県公式観光サイトによると、1周10kmのハイキングコースは所要時間が約4時間。名瀑・七ツ釜五段の滝までは入り口から徒歩2時間かかります。落石の可能性があるためヘルメットの着用が呼びかけられており、道幅の狭い区間もあります。遊歩道は12月1日から4月下旬まで冬季閉鎖です。

内容としては登山に近く、日常的に歩き慣れていない方には向きません。

「渓谷一周」「トレッキングコース」と紹介されている場所は、必ず距離と所要時間を確認してください。名前が似ていても、負担はまったく別物です。

長い石段や急な参道が続く社寺・展望台

 

紅葉の名所には歴史ある社寺が多く、石段が風情を生んでいます。しかしこの石段こそが、最大の関門になることも少なくありません。

たとえば身延山久遠寺には、三門から本堂へ続く287段の石段「菩提梯」があると同寺の公式サイトに記されています。富士吉田市の新倉山浅間公園も、忠霊塔まで398段の「咲くや姫階段」を上る構造です。落ち葉が乗った石段は滑りやすく、下りは上り以上に膝へ負担がかかります。

ただし、迂回手段が用意されている場所もあります。久遠寺には斜行エレベーターがあり、階段を使わずに本堂周辺へ上がれます。新倉山浅間公園も、階段ではない坂道ルートを選べます。

「階段があるから諦める」のではなく、別ルートの有無を先に調べる。この一手間が選択肢を広げます。

臨時駐車場からシャトルバスに乗り継ぐ会場

 

紅葉イベントの会場では、混雑対策として臨時駐車場とシャトルバスが用意されることがあります。便利な仕組みですが、高齢の方には負担が積み重なりやすい点にご注意ください。

負担は3段階で発生します。駐車場からバス乗り場までの移動、バスを待つ時間、そして降車後に会場まで歩く距離。ひとつずつは短くても、合計すると想定外の歩行量になります。帰りは乗車待ちの列に並ぶ可能性もあるでしょう。

さらにシャトルバスは、自分のペースで動けません。「疲れたから少し座ろう」という判断がしにくい点も見逃せません。

こうした会場を訪れるなら、乗り継ぎ不要の駐車場を探すか、公共交通機関で目的地の近くまで行く方法を検討しましょう。

(参考:富士の国やまなし観光ネット「西沢渓谷/七ツ釜五段の滝」https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4536.html)

当日の不安をなくす|紅葉狩りの「渋滞・寒暖差・持ち物」対策4選

 

行き先が決まったら、次は当日の過ごし方です。紅葉シーズンの山梨では、渋滞と冷え込みという2つの要素が重なります。どちらも事前に手を打っておけば、体への負担をかなり減らせます。ここではアクセス・服装・持ち物・歩き方という4つの視点から、実際に効く準備をまとめました。小さな工夫の積み重ねが、「思ったより疲れなかった」という一日をつくります。

アクセスと駐車場|平日の午前中に動くのが最も体力を使わない

 

紅葉狩りを楽にする方法として、最も効果が大きいのは「混まない時間に動く」ことです。これは装備や体力よりも効きます。

紅葉期の週末は、主要スポット周辺の道路が渋滞します。昇仙峡では県営駐車場付近の混雑が案内されており、河口湖でも会場周辺の道路が混み合う傾向にあります。駐車待ちで長時間車内にとどまることは、高齢の方にとって大きな負担です。

そこでおすすめしたいのが、平日の午前中の訪問。可能であれば午前9時頃までに現地へ到着できるよう、逆算して出発しましょう。朝一番なら駐車もスムーズで、澄んだ空気のなか静かに紅葉を眺められます。

休日しか都合がつかない場合は、駐車台数の多い場所を選ぶか、公共交通機関の利用も検討してみてください。

服装|脱ぎ着しやすい重ね着で、朝晩の冷え込みに備える

 

山梨の紅葉旅では、服装の準備が体調管理に直結します。ポイントは「厚着」ではなく「重ね着」です。

理由は、標高と時間帯によって体感温度が大きく変わるからです。山梨市観光協会の資料では、西沢渓谷のコース(標高1,100〜1,370m)について、気温が平地より5〜6度低いと案内されています。高原エリアを訪れる際、盆地の感覚で服を選ぶと冷えを招きかねません。

具体的には、薄手のインナー、長袖シャツ、フリースやカーディガン、風を通しにくい上着という組み合わせが扱いやすいでしょう。首元を覆るストールやマフラーがあれば、調整の幅も広がります。

体温調節がしにくくなっている方ほど、着るものより「脱げるもの」を多く用意することが大切です。

持ち物|濡れた落ち葉で滑らないよう、靴底に凹凸のある靴を

 

紅葉の季節に最も気をつけたいのが足元です。転倒は、旅の楽しさを一瞬で奪ってしまいます。

濡れた落ち葉は非常に滑りやすく、石畳や木道の上では危険度がさらに増します。底がすり減った靴や平らなソールの靴は避け、凹凸のある歩き慣れた靴を選んでください。新品の靴は靴擦れの原因になるため、旅行での初おろしはおすすめしません。

そのほか、持っておくと安心なものを挙げます。

  • 使い慣れた杖(普段お使いの方は必ず持参)
  • 温かい飲み物を入れた保温ボトル
  • ニット帽・手袋・カイロなどのかさばらない防寒小物
  • 常用薬とお薬手帳
  • 折りたためる軽量の座面クッション

どれも小さな備えですが、現地での安心感は大きく変わります。

歩き方|1時間歩いたら15分座る、を目安に予定を詰め込まない

 

最後にお伝えしたいのが、行程そのものの組み方です。1日に回るスポットは、思い切って絞りましょう。

高齢の方の疲労はその場では表に出にくく、翌日に響くことがあります。「まだ大丈夫」という言葉を鵜呑みにせず、時間で区切って休憩を挟む方法が有効です。目安としては、1時間歩いたら15分は座って休むリズムを守ってください。

具体的には、1日に訪れる紅葉スポットを1〜2か所にとどめ、移動と移動の間に食事や喫茶の時間を確保します。「疲れた」と言われる前に、ベンチや茶屋を見つけて座ってもらうのが優しさです。

もう少し見たかった、くらいで切り上げるほうが次の旅につながります。余白を残す設計を心がけましょう。

山梨の紅葉名所を無理なく巡る1泊2日モデルコース

 

日帰りで山梨の紅葉名所を回ろうとすると、往復の移動だけで半日近くを使ってしまいます。高齢のご家族と行くなら、1泊してゆとりを持つほうが結果的に負担は軽くなります。ここでは甲府盆地に宿を取り、昇仙峡を中心に回る1泊2日の組み立て方をご紹介します。移動を抑えつつ、紅葉と温泉の両方を楽しめる構成です。削れるところは遠慮なく削ってください。

1日目|昼前に出発し、昇仙峡を1〜2時間だけ楽しんで宿へ

 

初日は「早起きしない」ことをおすすめします。朝の準備を急がせないだけで、当日の疲れ方が変わります。

自宅の出発は午前10時過ぎが目安。昼食は移動途中か甲府市内でとり、午後の早い時間に昇仙峡へ向かいます。ロープウェイで山頂の景色を眺め、麓の店で温かいほうとうを味わえば、それだけで満ち足りた時間になるでしょう。滞在はあえて1〜2時間に絞ります。

午後3時頃には宿に入り、温泉と食事でゆっくり過ごしてください。日が暮れてからの移動は視界が悪く、冷え込みも進むため避けたいところです。

午後だけ観光すると割り切ることで、渋滞のピークもある程度かわせます。初日は移動日と考えるくらいがちょうどよいバランスです。

2日目|朝はゆっくり過ごし、午後に河口湖方面か帰路へ

 

2日目も、朝から動き出す必要はありません。むしろ朝の時間を宿で過ごすほうが、体は回復します。

朝食後にもう一度温泉に入り、10時前後にチェックアウトするのが目安です。その後は季節とご家族の体調に応じて行き先を選びます。11月中旬以降で余裕があれば、甲州市の恵林寺へ足を延ばして庭園の紅葉を楽しむ方法があります。富士山とセットで眺めたいなら、河口湖方面という選択肢もあるでしょう。

疲れが残っているようなら、無理をせず帰路につくのも立派な判断です。

なお清里の東沢大橋は見頃が早く、宿からの距離もあります。10月中に訪れるなら、こちらを2日目の目的地に据える構成が向いています。

1日の移動時間を2時間以内に抑えるルートの組み方

 

モデルコースを自分たちの形に組み替えるとき、ひとつだけ守りたい基準があります。それが「1日の車移動は合計2時間以内」という上限です。

長時間同じ姿勢で座り続けることは、歩行と同じかそれ以上に体へ負担をかけます。移動が長引くほど、トイレ休憩の間隔も空きがちです。この上限を設けておくと自然と行き先が絞られ、余裕のある行程になります。

具体的には、宿を中心に据えて、そこから片道1時間以内のスポットだけを候補にしましょう。甲府盆地に宿を取れば、昇仙峡・恵林寺・甲府市内の名所はいずれもこの圏内に収まります。

エリアを絞ることは我慢ではなく工夫です。移動を減らした分だけ、紅葉を眺める時間が増えます。

紅葉狩りの後に|「湯〜とぴあ」が親孝行旅に選ばれる5つの理由

 

紅葉を楽しんだあとに大切なのが、その日の疲れをきちんとほぐせる宿選びです。大型ホテルは設備が整っている一方で、館内の移動距離が長く、人の多さに気疲れしてしまうこともあります。山梨県甲斐市の「竜王ラドン温泉ホテル湯〜とぴあ」は、湯治で訪れる方を長年迎えてきた宿です。高齢のご家族との旅に向いている理由を、5つに分けてご紹介します。

理由1:竜王駅から近く、都心からの移動で疲れさせないアクセス

 

親孝行旅の宿選びで最初に見るべきは、自宅からの移動のしやすさです。この点で湯〜とぴあは有利な立地にあります。

所在地は山梨県甲斐市富竹新田。JR中央本線の竜王駅から近く、都心からは電車でおよそ2時間の距離です。乗り換えが少なく済むため、荷物を持っての移動の負担が抑えられます。高速道路のインターチェンジからも近いので、車で向かう場合も迷いにくいでしょう。

館内には400台収容の無料駐車場が用意されており、紅葉シーズンでも駐車場所に困りにくい点は安心材料になります。

昇仙峡へも車で40分ほどの距離感。観光地から遠すぎず、それでいて静かという立地が、無理のない行程づくりを支えてくれます。

理由2:シルバースター登録基準に準拠したバリアフリー配慮の館内

 

足腰に不安があるご家族と泊まる際、気になるのは館内の段差や導線です。湯〜とぴあは、この点への配慮を制度面でも示しています。

同館は日本旅館協会のシルバースター登録旅館です。シルバースター制度とは、高齢の方が安心して滞在できるよう、設備や接遇の基準を満たした宿を登録する仕組み。手すりの設置や段差への配慮など、館内の環境が一定の基準で整えられています。

加えて、大型リゾートのような広大な館内ではないため、部屋から浴場や食事処までの移動距離が短く済みます。

昭和55年の開業以来受け継がれてきた、昭和レトロで落ち着いた雰囲気も特徴です。華やかさより静けさを求める方には、この空気感が心地よく感じられるはずです。

理由3:100%源泉かけ流し「潤艶の湯®」で体を芯から温められる

 

紅葉狩りで冷えた体を温めたいなら、温泉そのものの質にもこだわりたいところ。湯〜とぴあの湯は、循環ろ過ではない100%源泉かけ流しです。

同館の温泉は「潤艶の湯®」と呼ばれ、なめらかな肌ざわりが特徴とされています。さらに浴室に新鮮なラドンを送り込む「吸う温泉」という独自の入浴スタイルを取り入れており、湯けむりとともにその空気を取り込む体験ができます。数分で汗がにじみ、サウナとは違う温まり方を感じたという声もあります。

寒い季節の外出後に、体の芯からじんわり温まる時間は格別です。

なお、温泉の適応症や利用上の注意は施設の掲示をご確認ください。持病があり通院中の方は、入浴の可否について事前に主治医へご相談いただくと安心です。

理由4:山梨の地産食材を使った和食膳を、静かな空間でゆっくり

 

旅の楽しみの半分は食事です。ただ、高齢のご家族にとっては量の多さが負担になる場合もあります。

湯〜とぴあでは、季節に応じた食材を使った会席料理を提供しています。山梨県産のブランド魚「富士の介」をはじめとする県産食材を取り入れたプランのほか、品数を抑えたプランも用意されています。食べきれずに気を遣う心配が少ない点は、実際に泊まってみるとありがたく感じられるでしょう。

大型ホテルのバイキングのような慌ただしさもなく、落ち着いた空間で親子の時間を過ごせます。

アレルギーや食事制限がある場合は、予約時に相談しておきましょう。要望に対応してもらえるかどうかは、事前確認が確実です。

理由5:連泊なら1日の行程を短くでき、親子とも無理がない

 

最後にお伝えしたいのが、連泊という選択肢です。湯〜とぴあは湯治利用にも対応しており、長期滞在向けのリーズナブルな客室もあります。

2泊すれば、1日あたりの行程を大幅に減らせます。たとえば「初日は移動のみ」「2日目に昇仙峡」「3日目に恵林寺を見て帰路」という形にすれば、1日の観光は1か所で済みます。荷物を移動させる必要もなく、拠点が変わらない安心感は高齢の方にとって大きな意味を持つはずです。

客室は12畳の和室から、湯治向けの6畳和室、ツインの洋室まで幅があり、人数や過ごし方に応じて選べます。

たくさん見る旅ではなく、ゆっくり過ごす旅。その形を選べることが、親子双方の心地よさにつながります。

(参考:ラドン温泉の宿湯~とぴあ公式サイトhttps://u-u.co.jp/)

まとめ:山梨の紅葉名所は歩行距離で選べば、親子で無理なく楽しめる

 

山梨の紅葉をご家族と無理なく楽しむ秘訣は、駐車場からの歩行距離が短いスポットを選ぶことにあります。車を降りてすぐ展望台がある東沢大橋、階段を使わずに渓谷を見渡せる昇仙峡ロープウェイなら、足腰に不安があっても景色をゆっくり味わえるでしょう。

1日に回る場所は1〜2か所に絞り、車の移動は合計2時間以内。この2つを守るだけで、体への負担はぐっと軽くなります。そして紅葉を眺めたあとは、冷えた体を温めながら休める宿でひと息つきたいものです。竜王ラドン温泉ホテル湯〜とぴあは、シルバースター登録基準に沿った館内環境と源泉かけ流しの湯を備え、静かな時間を過ごせる宿。

今年の秋は、ご家族のペースに合わせた山梨の紅葉旅を計画してみてはいかがでしょうか。

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